相手を尊敬し合うポーズに視聴者は好感?

 バンス、ウォルズ両氏とも相手を尊重し、バンス氏は20歳年上のウォルズ氏に親しみを持ってファーストネームで呼べば、ウォルズ氏は人生の後輩を「セネター・バンス」(バンス上院議員)と呼びかけた。

 相手が話している時には(トランプ氏のように罵詈雑言を浴びせることなく)、一切不規則発言はせず、同意するときには頷く場面もあった」

 9月10日の大統領候補討論会は、民主党のハリス副大統領(59)のペースで進み、共和党のトランプ前大統領(78)は質問をはぐらかし、「根拠のない事実誤認と作り話」で墓穴を掘った。

 ハリス氏は、投開票前にもう一度討論会開催を提案したが、トランプ氏はこれを拒否。

 それだけに今回の副大統領討論会は、ハリス・ウォルズ対トランプ・バンスの最後の直接対決になった。

 ウォルズ氏は勢いの維持を目指し、バンス氏は挽回を図る対決の場となった。

 9月30日、ニューヨーク・タイムズはハリス氏を「唯一の愛国的大統領候補」と推薦、他の主流メディアも追従するのは目に見えている。

nytimes.com/kamala-harris-2024.