6.北朝鮮は、大量の兵器製造国家に突き進む

 北朝鮮は、ロシアとの関係緊密化に伴い、ウラジーミル・プーチン大統領の求めに応じて兵器を生産し、ロシアへミサイルや弾薬を提供する。

 その見返りに、ロシアは兵器製造の技術や兵器を製造するための電力の供給、火力発電所の燃料を供給する。

 ロシアがミサイル用の鉄、電力、技術力、ミサイルを製造する機械を提供してくれるのだ。

 これから製造施設が出来上がり、ミサイルを製造する人員も揃うことになる。

 ウクライナ戦争中、北朝鮮は、ロシアが戦争を遂行するための大量の兵器・弾薬を製造する工場となる。

 その間、北朝鮮では武器製造施設が多く完成する。その後、工場は稼働する。

 工場稼働のための電力も供給され、労働者も武器製造に慣れてくる。

 北朝鮮は、ウクライナ戦争間に兵器製造能力を飛躍的に高めることができる。

 ウクライナ戦争が終われば、これらの製造能力を自国の軍事力増強のために振り向けることができる。ウクライナ戦争後には、北朝鮮の軍事的脅威が飛躍的に高まることになる。

 日本や米国、韓国は、それに対応するための準備を今からしておかなければならない。

 ウクライナ戦争は、どこか遠い国の出来事ではないのだ。