5.労働力を意外なところから連れてきた
北朝鮮は機械力がないために、ほぼ人海戦術で多くの労力をまかなってきた。そのため、慢性的に労働力が不足しているのが現状だ。
さらに今回、ロシアの要求を受けて兵器、特にミサイルを増産するために、兵器製造工場や発電所を建設するための労働力が必要になってきている。
これまでは、軍兵士がそれらの製造を担ってきたが、ロシアの緊急な要求に応じるために、兵士以外の労働力を求めている。
それらの労働力をどこから持ってくるのか。
それは、水害を受け、家屋や畑地を失った人々のようだ。
水害を受けた人々は、家も土地も失ったために、とりあえず住む家や食料、そして働く場所が必要だ。
北朝鮮政府も、ロシアの兵器要求を達成するために、元気な労働力が必要である。
被災者にとっても、北朝鮮政府にとっても渡りに船なのである。