ハリス副大統領と有力政治家の禁断の関係

 民主党の重鎮ウィリー・ブラウン氏は、1996年サンフランシスコ市長に黒人として初めて当選し、2004年まで2期8年を務めた黒人政界のレジェンドである。     

 ハリス氏が一介の弁護士だった29歳の時、彼女より31歳年上の当時60歳のブラウン氏と彼女は不倫関係にあったとされる。

 ブラウン氏は何事にも精力的に活動するが、性的活動も積極的で、数々の不倫スキャンダルのある曰く付きの男だった。

 ハリス氏の父親より2つ年上だったブラウン氏とハリス氏が交際を始めると、地元では大きな話題となった。

 ブラウン氏は奥さんと別居中だったが、離婚には至っていなかった。2人の関係は、「不倫」だったが、それは秘密ではなかった。

 ハリス氏はブラウン氏の絢爛豪華なパーティーや、セレブが集うセレブリティ・ガラなど、数々の催しに彼と腕を組みながら寄り添って現れた。

 ハリス氏の母親は、「娘がウィリー・ブラウンと付き合ってはいけない理由は何ですか」と娘を庇ったとされるのだが・・・。

The Truth About Kamala Harris-Willie Brown ‘Affair’ | TimelineDaily

 ロイター電は2020年10月、「既婚の60歳ウィリー・ブラウンと29歳の愛人カマラ」について、若かりし頃のハリス氏が、この不倫を足掛かりにして、どのように政治的にのし上がったかについて報じている。

Fact check: Kamala Harris and Willie Brown had a relationship over a decade after he separated from wife  | Reuters

 ハリス氏は、カリフォルニア州議会の議長として、カリフォルニア政界で2番目に大きな権力を持つブラウン氏の配慮により、州政府の2つの関連組織で要職に就いた。

 一つはカリフォルニア州失業保険控訴委員会で、もう一つはカリフォルニア州医療扶助委員会だ。月に2回勤務の非常勤でありながら、ハリス氏は合わせて年収20万ドルの報酬を得ている。

 これら「情実人事」を含め、ブラウン氏は幾度かカリフォルニア州弁護士会や公正政治活動委員会、FBI(連邦調査局)の汚職捜査の対象になっている。

 ハリス氏とブラウン氏の不倫関係は、ブラウン氏がサンフランシスコ市長に当選した1996年に破局している。

 その理由はブラウン氏が別のガールフレンドを選んだことによる。

 ブラウン氏は2人の関係を精算した後も、元愛人ハリス氏の政治キャリア・アップを後押しし続けた。

 ハリス氏がサンフランシスコ地区検事に就任した時も、カリフォルニア州司法長官を務めた時も、ブラウン氏は物心、両面で、元愛人を支援している。

 サンフランシスコ・クロニクル紙は、「多くのハリスの支持者は、ブラウン市長の支持者であり、彼氏ブラウンのおかげで彼女の道は開けた」と報じている。

Willie Brown: Sure, I dated Kamala Harris. So what? )

   NBCのニュースキャスターで政治コメンテイターのメーガン・ケリー氏は、「ブラウンが、彼女の検事当選を手助けし、彼女とセックスしていたと認めた」と報じている。

The Truth About Kamala Harris’ Relationship with Willie Brown and Why Megyn Believes It Is ‘Fair Game’ – Megyn Kelly

 ブラウン氏には常に収賄疑惑がつきまとっていた。

 だが、ハリス氏がサンフランシスコ地区検事やカリフォルニア州司法長官の地位に就くと、彼女は自身の権限でブラウン氏への刑事訴追を見送るなどの便宜を図り、決して立件しようとしなかったといわれている。

 ハリス氏は、カリフォルニア州司法長官だった2013年、47歳の時に結婚する。

 お相手は知人の紹介で知り合った、ハリウッドセレブ御用達のユダヤ系弁護士ダグ・エムホフ氏。

 英紙デーリー・メールによれば、ダグ・エムホフ氏はバツイチで、最初の妻であるカースティン・マッキン氏との結婚生活は16年間続いたが、自らの不倫により、2009年に離婚している。

 その不倫相手は娘の担任教師で、この不倫相手の女性が妊娠したため、離婚に至ったという。

Kamala Harris's husband Doug Emhoff cheated on his first wife with daughter Ella's nanny Najen Naylor - and got her PREGNANT | Daily Mail Online