俺は女性に対して何でもできる!

 米大統領選が近づいている。2024年11月5日に行なわれる米大統領選挙まで2か月を切った。

 世界のトップリーダーである米国の大統領は、性的な活動もリーダーの名に恥じない活発さがあるようだ。

 ドナルド・トランプ氏は、1980年代から90年代頃、借金による多額の資金調達を行い、ホテルやマンションなどの豪華で高額な不動産を次々に買収していた。

 やがて彼は、景気回復を追い風に大成功を収め、全米にホテルやカジノ、ゴルフ場などを所有する不動産王になった。

 一方で、トランプ氏は1991年、1992年、2004年、2009年と、過去に4度破産している。

 だが、負債を清算するのではなく、民事再生によって破産した会社を活用しながら、その危機を乗り越えてきた。

 私生活では3回の結婚と2回の離婚を経験し、子供は合わせて5人いる。トランプ氏は酒・タバコ・コーヒーを飲まず、意外と堅実な一面がある。

 祖父や兄をアルコール依存の合併症で失ったことで、そうした嗜好が、人生を台無しにするのを多く見てきたからだという。

 一方で女性に関しては、そうした用心深さや慎重さは抜け落ちているようだ。

 ワシントン・ポストが入手した録音記録によれば、トランプ氏は「きれいない人を見ると、みるみる吸い寄せられて、気がついたら磁石みたいにキスしてしまうのさ」と発言したとされる。

 また、女性と性的関係を持つことに関しては「スターになった自分は、女性に対して何だってできるのだ」と豪語している。

 長女イヴァンカ氏についても、「娘じゃなかったら、とっくの昔に口説いていたさ」と、女性への倫理観は欠落しているようにも見える。

 トランプ氏の性的な不祥事や違法行為の疑惑は、1970年代以来、数多く、世間にも広く知られている。

「飛行機内でトランプ氏に体を触られた」「インタビュー中、トランプ氏に無理やりキスされた」など、体のまさぐり、レイプ、その他のセクハラなど、これまで十数人の女性が、トランプ氏から性被害を受けたと申告している。