ベネズエラ移住の理由は「犯罪が少ないから」

 そうした中、「ニューズウィーク」や「バニティ・フェア」といった有力雑誌系サイトは、「トランプ氏の選挙後の脱出先がベネズエラだ」と報じている。

 情報源がトランプ自身なのだから皆驚いている。

 件(くだん)の起業家イーロン・マスク氏とのインタビューで、トランプ氏が「今度君に会うときはベネズエラだな」とポツリと述べていたのだ。

 だが、トランプ氏はかつてベネズエラを「(ニコラス・マドゥロ大統領という)独裁者に支配されたキューバの操り人形」「米国に犯罪者、殺人者、売春婦を送り込む国家」とさんざん悪口を言っていた国。

 それが、今さら、なぜ、ベネズエラなのか。

「ベネゼエラは米国に比べると犯罪率が低く安全だからだ」というのが理由だという。

 皮肉なコラムニストは、「独裁者好きのトランプならマドゥロとも気が合うんだろう」と読み解く。

 娘のイバンカ氏と義理の息子、ジャレッド・クシュナー氏は、アルバニアの高級避暑地を10億ドルで購入、米国の騒音から逃れて地中海に移り住むことを決めたようだ。

 もっとも、トランプ氏の国外移住にはまず司法の壁をクリアするのが大前提だ。

 トランプ刑事被告人は4つの裁判を抱えており、「ハリス大統領」が特赦でもしない限り、ベネズエラ移住は実現しない。

vanityfair.com/trump-suggests-hell-flee-to-venezuela-if-harris-wins-the-election

nypost.com/jared-kushner-is-building-luxe-resorts-in-albania-and-serbia/