いまとなっては、これらがすべて反語だったことが明らかですので、品位ある故人の意に反するかもしれませんが、兵庫県庁では 知事以下率先して
1 手柄を自分のものにし、責任は取らない
2 仕事にいい加減で、人にあたる
3 好き嫌いで人を選別する
4 人を育てる視点がない。人をつぶしている
5 人を信用しないので信用されない
6 任せられず、待てない。ヒステリックに催促で怒鳴るなどする
7 過去の自分を持ち上げ、部下と比較して圧力をかける
8 来る者を拒絶しつつ、去る者を追い、頼られても応えず、軽視されると激高する
9 小さなことを考え過ぎ(心配事の80%は起こらない。起きてしまう20%のうち80%は解決可能。つまり、全体の4%が本当に問題で)本質的な4%の難問には手もつけない
県政の現状を告発し「死をもって抗議」されたことが察せられます。
東京都でも、職員が大量に辞職していることなどが報じられており、すでに機能不全に陥っている役所は、
渡瀬さんの「覚悟の自刃」が、兵庫を皮切りに日本全体を覆う、異常な暗雲の払拭に通じることを願って本稿を急遽用意しました。
渡瀬さんはコラム最後に、このように書き残しています。
「最後に。人を大切にすること、義を通すこと、誠実であることを、一人の人間としてずっと心に持ち続けて欲しいです」
「そして義を通そうとして挫けることがあっても、理不尽な現実の壁に跳ね返されても、諦めないでくださいね。『いつかきっと』と心に念じじながら」
「素晴らしい人にたくさん出会えますように。県民の皆さんの心に残る仕事に出会えますように。長らくのご愛読、ありがとうございました。おせわになりました。おわり」
心から、故人のご冥福をお祈りします。
(お詫び)この記事のタイトルで当初、渡瀬康英・西播磨県民局長のお名前に間違いがありました。心からお詫び申し上げます。
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