ゴールデンウィークが本番を迎えました。今年は4月27日(土)〜5月6日(月・祝)の10日間で、期間中の平日に休みを取ると最大で10連休になります。すでに長期休暇を存分に楽しんでいる人がいる一方、連休を取ることもできない人もたくさんいるはずです。日本人は「休まない・休めない」ことで知られていますが、世界の状況はどうなっているのでしょうか。今回、専門記者グループのフロントラインプレスがやさしく解説するのは「世界の祝日」です。
日本の祝日、G7で最多
日本の祝日は「国民の祝日に関する法律」(祝日法)に定められています。祝日の数は計16日。いつがどんな理由で祝日になるのかは同第2条に規定されています。
1年で最初の祝日は「元日」(1月1日)で、最後は「勤労感謝の日」(11月23日)です。「春分の日」「秋分の日」は毎年の暦によって日付が変わることがあるため、法律で日付は明記されていません。「成人の日」(1月の第2月曜日)、「海の日」(7月の第3月曜日)や「スポーツの日」(10月の第2月曜日)も日付は明示されておらず、年によって日にちが変わることになります。
では、年間16日という祝日の数は、多めでしょうか。少なめでしょうか。それを知るために祝日の多い国を見ていきましょう。なお、祝日は暦や宗教行事などによって同じ国でも年ごとに変化しているケースが少なくありません。
日本貿易振興機構(ジェトロ)が毎年更新している「世界の祝祭日」(2024年版)によると、主要7カ国(G7)の祝日数は、米国が11日、英国(イングランド)が8日、フランスが11日などとなっています。日本の16日はG7で最多です。