車種によってこんなに違う、17段階の型式別料率クラス

保険料率クラスの概略図(損害保険料率算出機構のサイトより)
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 ちなみに、型式別の料率クラスは、「車両保険」「対人賠償保険」「対物賠償保険」「傷害保険(人身傷害保険・搭乗者傷害保険)」の4項目にそれぞれ設定されており、車の用途車種が「自家用普通乗用車」と「自家用小型乗用車」の場合はそのクラスが1〜17段階、「自家用軽乗用車」の場合は1~3段階に区分されています。

 普段あまり気にしたことがないかもしれませんが、自動車保険に入っている人はぜひ一度、保険証券をじっくり見てみてください。

 たとえば、自家用普通乗用車のユーザーで、車両保険もかけている人の場合は、「車両クラス9、対人クラス5、対物クラス6、傷害クラス5」といったかたちで、それぞれの項目に「型式別料率クラス」の数字が記載されています。この数字が大きいほど保険料が高くなる、という仕組みになっているのです。

 1と17では、保険料に相当の差が生じるので、「たかが車種の違い」などと安易に構えてはいられません。

損害保険料率機構のサイト(自動車保険型式別料率クラスのしくみ~2022年1月1日以降~)では、「メーカー」「車名」「型式」を入力するだけで、簡単に車の型式別料率クラスが検索できます。出てきた数値はあくまでも機構が算出した「参考純率」上の料率クラスなので、必ずしも損保会社のそれと同じとは限らないのですが、今年は自分の車がどのクラスなのか、ぜひ調べてみてはいかがでしょうか。