3.ロシアの防空網破壊へ

 2022年9月に、ウクライナ軍機MiG-29が改良(おそらく1機)され、対レーダーミサイル(HARM)が発射できるようになった。

 このため、ロシア軍の防空ミサイルは、2日に1基程度が破壊されてきた。

 それでも、ミリタリーバランスによる保有機数とこれまでの戦闘による損失数からみると、ロシア軍の防空ミサイルは、900基以上は残存しているだろう。

 これらに、携帯用の地対空ミサイルを入れれば、ウクライナ軍戦闘機に対するロシアの防空能力は、まだ十分にある。

 そこで、ロシア軍防空兵器を大量に破壊し、ウクライナ軍戦闘機の空中戦および長射程巡航ミサイル射撃の効果を上げる必要がある。

 しかし、ウクライナ軍には、HARMを搭載できる戦闘機は、改修したMiG-29の恐らく1機だけしかない。これでは、不十分だ。

 短期間にロシア軍防空兵器の少なくとも半数以上を破壊する必要がある。

F-16戦闘機による露軍防空システムへのHARM攻撃イメージ

 そのためにまず、F-16戦闘機にHARMを搭載し、出撃回数を増やす。

 HARMを発射するには、ミサイルそのものや誘導など高度の秘密事項を多く包含するために、MiG-29の改良では多くの乗り越えられない問題が多い。

 しかし、F-16からのHARMの射撃は、問題なくスムーズにできる。

 HARMを発射できるF-16を増しておけば、ロシアの防空兵器がレーダー波を放射したときに、早期に察知しHARM攻撃ができる。

 これによって、ロシア軍の防空ミサイル網をズタズタに破壊することが可能になる。