絶対あきらめず行動する

──2023年に銚子電気鉄道は創業100周年を迎えました。2021年度には6年ぶりの単年度黒字を達成しました 

竹本氏:会社の皆には、これでようやく「ブラック企業」の仲間入りができたと言っています(笑)。今年もなんとか黒字を続けることができればと考えているところです。

──会社が苦境に陥ったときも竹本社長は「絶対にあきらめない」と言い続けたと聞きました。

竹本氏:いつも言っているのです。あきらめないということはどういうことか。それは座って念仏を唱え続けるということではなく、行動することなのだと。

──外を歩いてみたり、人に会ったり・・・。

竹本氏:具現化であり、具体化であるということです。結果はどうなるかわかりませんが、大切なのは結果ではなく、プロセスです。それがいつかは結果に結びつくのです。

 動き続けてくれているのは、実行部隊の面々です。社員からは言われました。私は社長ではなくCEOで良いのだと。

「CEOって何?」と聞いたら「Choshi Entertainment Ojisan」ということなのだそうです。

──今回運転されたお弁当列車のネーミングは、「まずい棒」のような「竹本流」でもう何か考えていますか?

竹本氏:まだありません。とりあえず「試食列車」としておいてください(笑)。