こうした無人機の対領空侵犯措置への投入に対しては異論も多く見られますが、私は必須だと考えています。
それは、尖閣を失わないための、国際法上でのリーガルバトルのためです。
以下では、スクランブルに対する誤解について解説しつつ、無人機投入の必要性について考察します。
スクランブルに対する2つの誤解
(1)「急いでいる」とは限らない
英語のスクランブルには「慌てて(急いで)○○する」という意味があり、そこから戦闘機の緊急発進もスクランブルと呼ばれています。
航空自衛隊の広報ビデオ(「空を守る (広報ビデオ)」YouTube)を見ても、それは見て取れるでしょう。