流された3つの橋、以前と今の姿

上流から見た第5只見川橋梁(2022年6月撮影)

 第5橋梁はこの写真のうちの、赤点線枠の部分が流された。左手前(上流)から向こう(下流)に向かって左方向に川がカーブする場所で、橋の右岸側(右側)に強い流れが集中したためだろう。

新設部分を拡大した第5只見川橋梁(2022年6月撮影)

 復旧工事では、流されなかった部分はそのままに、新しい2連の橋桁、1つの橋脚、橋台(岸側にある橋を支える台)が新設されている。

 第6橋梁は被災直後と復旧後を見比べてみよう。

 次の写真が被災直後のもので、橋桁が無残にもぎ取られ橋脚がさらされている姿に心が痛む。

上流から見た第6只見川橋梁の左岸側(2011年7月撮影、写真:安部宏宣氏提供)

 次の写真が2022年6月に撮影したもの。赤矢印の下にある青い屋根の家屋が上記写真と同じものだ。また黄色★マークが同じ橋脚と思われる。河床洗掘(水の流れにより河岸の土砂が洗い流されること)を考慮して、残った2本の橋脚を撤去し、岸寄りに新しい橋脚を設置したようだ。

橋脚を作り替えた新しい第6只見川橋梁(2022年6月撮影)