結局は自分自身のための反日という指摘

 徐教授に批判的な大学院生Cは、「徐敬徳は芸能人でもなく、日本専門家や歴史家でもないのにTVなどに出演して、絶えず日本に対するネガティブ工作を繰り広げている。実際は自分自身の売り込み広報でしかないのに、まぬけな韓国人は彼を先駆者や英雄として扱い、独立運動家だと思っている」と一喝した。

 会社員Dも、「旭日旗精神病にかかっている徐教授が、海外で旭日旗紋様が登場するたびに、抗議映像とメディア・コンテンツを作って送るため、それによって韓国のイメージは悪くなるばかりだ」と、舌打ちしながら憂慮する。

 反日感情を煽り、民族主義に執着する姿を見せて国内外に自分の名前を広め、それらが海外で批判されないようにあくせくしているだけで、日本に対する本質的な批判はまったくできていないということだ。

 彼は、2005年に米ニューヨーク・タイムズに出した広告で、ビビンパやプルコギなどが、無条件に優秀な食べ物であるという趣旨の文章を書いて世間から集中砲火を受けたことがある。

「韓食は、すべての面で優れている」という非合理的な主観に、韓国専門家の批判が高まったのだ。それらの広告は、有名人を前に立たせたただの食べ物の広告であり、大変奇妙なものだ。

 例えば、韓国の有名野球選手、秋信守(チュ・シンス)を動員して2014年に米ニューヨーク・タイムズに出した「プルコギ広告」について、NPR(米国公共ラジオ放送)のシニアエディター、ルイス・クレメンス(Luis Clemens)氏は、「3回ほど読んでみたが、まったく理解することができなかった」「今年最も奇妙な広告」と批判した。

 2017年には、端島(軍艦島)の韓国人徴用の実態を知らせるとして、ニューヨーク・タイムズスクエアの電光掲示板に広告を放映したが、韓国人徴用者の姿として広告映像の中に挿入された写真が、実際はお金をもらって働いていた日本人炭鉱労働者だということも発覚している。

 その上、この写真は第2次世界大戦の端島で撮られたものではなく、それより数十年前の、明治時代の福岡の炭鉱村の労働者を撮ったものであった。

 事実関係の確認が十分にとられていなかった写真でもって日本を直接批判したことから、逆に産経新聞に該当事実を暴露され、国際的な面子が丸つぶれとなる外交的失態を演じてしまった。