収束しそうもない男性同性愛者間のサル痘感染
WHOは6月25日、サル痘がPHEICに該当しないとしたが、著名医学誌で無策だという批判も掲載された。
【解説、米国研究者が意見】(https://youtu.be/aYg93ZEZSVg)
冒頭に示した通り、7月21日にWHOが再度、国際保健規則(IHR)2005の規定に基づき緊急委員会を開き、サル痘がPHEICに該当するかどうかを検討した。そして23日、WHOのテドロス事務局長はPHEICを宣言した。
サル痘がPHEICに該当するかどうかは、病原性を踏まえて考えると難しい判断になると医療専門誌では指摘されていたが、その病勢の拡大が重く捉えられたということだろう。
ここで示した通り、アプリを使った交流は活発であり、男性同性愛者を中心としたサル痘の感染が広がる状況は簡単には解決しない状況だ。当面、警戒は要するとみて間違いない。
【参考文献】
●Grindr to Become a Public Company, Advancing Mission to Connect LGBTQ+ People With One Another and The World(https://www.tiga-corp.com/press-releases/detail/49/grindr-to-become-a-public-company-advancing-mission-to)
●Euro Surveill. 2022;27(27):pii=2200499.(https://doi.org/10.2807/1560-7917.ES.2022.27.27.2200499)
●Euro Surveill. 2022;27(27):pii=2200471.