2030年の誘致は「過去の成功体験を再び・・・」となるか

 50年前の冬季五輪で、札幌は一気にインフラ整備が進んだ。地下鉄開業、地下街建設、各競技施設建設など。五輪では日の丸飛行隊のメダル独占(70m級ジャンプ)もあり、国際的な知名度も上がった。100万都市になったばかりの札幌は、五輪後には政令市に昇格。北海道の基幹都市、日本の支店経済の中心地として繁栄し、道内における札幌一極集中につながっていった。

 2030年冬季五輪の誘致は、そんな過去の成功体験を再び、ということなのだろう。3月中旬に予定される道民の意向調査でどんな結果が出るのか。道民の意識に注目したい。