警察・検察を後押しした、脳の専門家でない「小児科医」の鑑定意見
「一時は、すべて警察の言うとおり、としてしまったほうが、どれほど楽かと思ったこともありました。それでも、必死で黙秘を続け、耐え抜きました・・・」
しかし、結果的に検察は、客観的な証拠のないまま母親を「傷害罪」で起訴したのです。
ではなぜ、警察や検察はここまで強硬に「揺さぶり虐待」を主張できたのか?
それには理由がありました。
彼らが鑑定意見を求めた小児科医らが、本件の赤ちゃんを「揺さぶられっ子症候群(SBS)」と誤診断し、SBS仮説に基づいて「大人が強く揺さぶったとしか考えられない」と強硬に主張したからなのです。
(JBpress参考記事)
虐待裁判で逆転無罪、無実の祖母を犯人視した専門家 脳出血の原因を争う裁判で検察側証人「小児科医」が見せた傲慢
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/58199
無罪続出の理由、「揺さぶられっ子症候群」の真実 検察側と弁護側、証言台に立つ医師の意見が真っ向対立
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/62276