またしても、「揺さぶられっ子症候群」事件で、無罪判決が確定した。2014年、生後1カ月の長女を揺さぶり、頭に大けがをさせたとして傷害罪に問われていた母親(40=事件当時34)に対し、最高裁は2021年6月30日付けで検察側の上告を棄却した。このところ、「揺さぶられっ子症候群」事件では無罪判決が相次いでいた。今回は最高裁まで争われ、無罪が確定した。子どもへの虐待は絶対に許されないものだが、それにしても無罪が相次ぐ「揺さぶれれっ子症候群事件」とはなんだったのか。