輸出の4分の1を占める中国向けも不振

 韓国の最大の輸出相手国は中国で、全体の25%以上を占める。

 対中輸出も、2018年12月に前年同月比14%減になった以降、ずっとマイナスが続いている。

 6月以降だけを見ても、6月マイナス24.1%、7月マイナス16.3%、8月マイナス21.3%、9月マイナス21.8%、10月16.9%で11月もマイナス12.2%だった。

「中国向け輸出は中間財が多い。通商摩擦で中国から米国向けなどの完成品輸出が減少すると韓国からの中間材輸入が減少する構造」(通商問題に詳しい大学教授)という。

 米国やASEAN(東南アジア諸国連合)、EU向けなども前年比でマイナスが続いている。

日韓貿易は?

 さて、では、日韓貿易はどうだったのか?

 日本政府による韓国向け輸出規制強化とこれに対抗した韓国内での「日本製品不買運動」のあおりで日韓間の貿易にどれほど影響が出たのか?

 韓国では、ビールや衣料品、乗用車など日本製品の販売に7月以降大きな影響が出た。ビールの対韓輸出が激減したなどの報道もある。

 日韓貿易は、2019年初めから低迷していた。対日貿易は、ほとんどの月で前年同月比マイナスだった。輸出は、1月以降、ずっとマイナスだった。

 7月以降、日本からの輸入は、7月マイナス8.4%、8月マイナス8.2%、9月マイナス8.6%、10月マイナス23.3%、11月マイナス18.5%となった。

 マイナス幅が大きくなっている点からみて、不買運動の影響はあったとみられる。