相次ぐ成長率下方修正

 だから輸出が不振に陥ると経済全体に影響が出る。

 韓国銀行(中央銀行)は2019年11月29日に、2019年のGDP成長率見通しを2.0%に引き下げた。

 なんと引き下げは今年に入って4度目。年初の見通しは2.6%だった、下方修正を重ねる羽目になった。

 民間の経済研究所などは1%台の成長を予想する例が多く、2019年の韓国経済は「減速」が鮮明になった年だった。

 問題はこれからだ。

 韓国銀行は2020年のGDP成長率を2.3%と予測した。「国内景気は現在底を通過中で来年半ばには改善するとみられる」という展望だ。

 韓国産業通商資源部も「2019年の輸出が底で減少幅が少しずつ改善しており、2020年1~3月期にもプラスに転換する」との見通しを明らかにしてはいる。

 ではその根拠は何か。

半導体市況の回復は?

「半導体、船舶、自動車、石油製品などで需給の改善がみられる」「米中貿易摩擦が緩和する可能性がある」――などだ。

 韓国産業通商資源部は、「NAND型フラッシュメモリーは2019年10~12月期、DRAMは2020年4~6月期に供給過剰が解消する」などと説明してはいる。