今週の1位は日本の将来に期待を抱かせてくれる記事「知恵も資源もある日本が優位になる時代の到来」だった。資源がないと思っていた日本、でも実は初等教育からそう思わせられていただけだった。
エネルギーだけでなく新素材でも重要になる日本の森林資源
ここにまで原子力発電を推進したい人たちの手が伸びているとは考えたくない。
しかし、もしそうだとしたら米国の手先となって日本の国力を下げるお先棒を担がされていたことを知るべきだろう。
日本には豊かな森林資源があることはJBpressで再三ご紹介してきたが、この記事は次世代の非常に有望な新素材の分野でもその資源が大活躍する可能性があることを示唆している。
世の中で常識と呼ばれるものほど危ういものはないが、日本には資源がない、という常識もそろそろ疑ってかかるべきなのかもしれない。
2位は安全保障の「リムパックで特等席を与えられた自衛隊『いせ』」。
中国と韓国は相変わらず日本への不当な非難を続けているが、米国にすれば日米関係を揺さぶるこのような行動はそろそろ危険水域に入ったと考えられる。
リムパックで特等席を与えられたことはその証左の1つと言えるだろう。
ほかの記事、例えば4位の「時限爆弾抱えた経済成長、中国崩壊までのシナリオ」に示されているように、中国経済の先行きは極めて不透明。
市場規模が大きいだけに中国に肩入れしすぎた場合の影響は計り知れない。
韓国は日中間の摩擦に乗じて中国へより踏み込んでいるようだが、ここは韓国の行動を冷静に見ておく必要がある。
政治だけでなく経済でも冷え込みが顕著になっている日中関係だが、中国からフェードアウトすることは日本が火傷を負わないために必要なことなのかもしれない。