今週の1位は日本の将来に期待を抱かせてくれる記事「知恵も資源もある日本が優位になる時代の到来」だった。資源がないと思っていた日本、でも実は初等教育からそう思わせられていただけだった。

エネルギーだけでなく新素材でも重要になる日本の森林資源

今週のランキング
順位 タイトル
1 知恵も資源もある日本が優位になる時代の到来
2 リムパックで特等席を与えられた自衛隊「いせ」
3 ついに始まる日本の改革:第3の矢
4 時限爆弾抱えた経済成長、中国崩壊までのシナリオ
5 韓国の偽クローン事件に匹敵するSTAP細胞詐欺
6 ベル研の先例に学べない理研の腐った組織
7 周辺諸国との緊張を高める中国の行動原理とは?
8 いよいよ集団的自衛権の行使が可能に、戦場に出向く自衛隊員に心を砕くべし
9 40年ぶりに原油輸出に踏み切った米国の事情
10 米中関係:滞る中国の庭園外交
11 歴史的な屈辱に終わったキャメロン首相の賭け
12 深刻な危機にある米国の政治
13 独裁色を帯びる習近平主席の汚職撲滅キャンペーン
14 台湾の未来を変える「ひまわり運動」
15 金正恩政権を崩壊させるのがベストシナリオ
16 「普通」の国に徐々に近づく平和主義の日本
17 尖閣が日本の領土である証拠は中国の地図にあった
18 アベノミクスで国際競争力が下がった
19 世界各地で危機を激化させる「現状変更勢力
20 今も「鳥かご」の中にある中国経済

 ここにまで原子力発電を推進したい人たちの手が伸びているとは考えたくない。

 しかし、もしそうだとしたら米国の手先となって日本の国力を下げるお先棒を担がされていたことを知るべきだろう。

 日本には豊かな森林資源があることはJBpressで再三ご紹介してきたが、この記事は次世代の非常に有望な新素材の分野でもその資源が大活躍する可能性があることを示唆している。

 世の中で常識と呼ばれるものほど危ういものはないが、日本には資源がない、という常識もそろそろ疑ってかかるべきなのかもしれない。

 2位は安全保障の「リムパックで特等席を与えられた自衛隊『いせ」。

 中国と韓国は相変わらず日本への不当な非難を続けているが、米国にすれば日米関係を揺さぶるこのような行動はそろそろ危険水域に入ったと考えられる。

 リムパックで特等席を与えられたことはその証左の1つと言えるだろう。

 ほかの記事、例えば4位の「時限爆弾抱えた経済成長、中国崩壊までのシナリオ」に示されているように、中国経済の先行きは極めて不透明。

 市場規模が大きいだけに中国に肩入れしすぎた場合の影響は計り知れない。

 韓国は日中間の摩擦に乗じて中国へより踏み込んでいるようだが、ここは韓国の行動を冷静に見ておく必要がある。

 政治だけでなく経済でも冷え込みが顕著になっている日中関係だが、中国からフェードアウトすることは日本が火傷を負わないために必要なことなのかもしれない。