初の女性首相のもとで「古い政治」は刷新されたか、「脱しがらみ」への期待は持てるか
話は戻って、投開票日が2日後に迫った衆院選。
「高市早苗」に対する評価を直接できない私にできることはせいぜい、高市早苗を総裁に選んだ自民党に対する判断しかできない。
街頭演説で支持を訴える自民党総裁の高市首相=2月3日、埼玉県所沢市(写真:共同通信社)
つまり、比例区で自民党に票を投じるかどうかなのだろうが、政治報道から見える限り、高市氏の各種発言が党内での熟議を経て発せられているようには見受けられず、党内で孤立しているとも囁かれる。自民党=高市早苗とは思えない。
高市氏への評価はさておき、候補者本位で選挙区の自民党公認候補に一票を投じたら、それが実質高市氏への信任票と解されるのか。それでは選挙区から立った政治家が、その選挙区の有権者ではなく、まるで高市氏の代理人かのごとくの構図になる。それはおかしくないだろうか。
国政選挙は地方の首長選挙とは異なるとはいえ、ある意味地続きの面はある。相手の準備不足という共通点こそありつつも、逃げず、敵を作らず攻撃もしなかった小川氏は勝ったが、さて高市氏はどうだろう。
いつまで経っても圧倒的男性優位な政治の世界でついぞ誕生した「初の女性首相」という肩書だけで、刷新感という○評価が下されるのだろうか。首相在任100日あまりで彼女が残した実績は何か。「古い政治」は刷新されたか。「脱しがらみ」への期待はできるか。慎重に、厳しく、見極めたい。