アルファベットのピチャイCEO(1月11日撮影、写真:ロイター/アフロ)
米グーグルの持ち株会社である米アルファベットが4日発表した2025年10~12月期決算は、売上高が前年同期比18%増の1138億2800万ドル(約17兆8600億円)となり、過去最高を更新した。
2四半期連続で1000億ドルの大台を突破した。
純利益は前年同期比30%増の344億5500万ドル(約5兆4100億円)、1株利益は2.82ドル(前年同期は2.15ドル)だった。
売上高、利益ともに市場予想を上回り、10四半期連続の2桁増収、11四半期連続の増収増益を達成した。
主力広告は検索が加速、サブスクも2桁成長
業績を事業別に見ると、主力のインターネット広告事業の売上高は、前年同期比13.6%増の822億8400万ドルとなり、11四半期連続の増収を記録した。
特に中核を成す検索連動型広告は17%増の630億7300万ドルと過去最高を更新。前四半期の15%増からさらに成長が加速した。
生成AIによる検索体験の高度化がユーザーのエンゲージメントを高めており、グーグルの検索サービスの利用規模は10~12月期として過去最高水準に達した。
また、動画共有サービス「YouTube(ユーチューブ)」の広告は8.7%増の113億8300万ドルと堅調に推移した。
「YouTube Premium」などのサブスクリプション(定額課金)を含む「その他サービス」は17%増の135億7800万ドル。
これらを含めたサービス全体(Google Services)の売上高は14%増の958億6200万ドルに達した。
クラウド事業が利益の柱に、営業利益2.5倍
AI開発の恩恵を最も受けているのがクラウド部門だ。
売上高は48%増の176億6400万ドルと急拡大し、7四半期連続で100億ドルを突破した。営業利益は前年同期の2.5倍となる53億1300万ドルと、初めて50億ドルの大台に乗せた。
AIモデルの開発や運用を支えるインフラ需要が、法人顧客の間で大幅に増加している。
かつては先行投資が重荷だった同部門だが、今や連結利益を牽引する強力な収益源へと変貌を遂げた。