「十二神将」のメンバー構成は?
「たたかう仏像」展示風景。《加彩神将俑》唐時代(7世紀後半) 通期展示
ここで十二神将のメンバーを紹介したい。名前に併せて、それぞれの神将が結びついた干支も記しておく。本来、十二神将は十二支とは関係のない存在だったが、東アジアでは数の一致から干支と結びつけて信仰されるようになった。
①昆羯羅(ビギャラ)大将 干支/子
②招杜羅(ショウトラ)大将 干支/丑
③真達羅(シンダラ)大将 干支/寅
④摩虎羅(マコラ)大将 干支/卯
⑤波夷羅(ハイラ)大将 干支/辰
⑥因達羅(インダラ)大将 干支/巳
⑦珊底羅(サンテラ)大将 干支/午
⑧頞你羅(アニラ)大将 干支/未
⑨安底羅(アンテラ)大将 干支/申
⑩迷企羅(メイキラ)大将 干支/酉
⑪伐折羅(バザラ)大将 干支/戌
⑫宮毘羅(クビラ)大将 干支/亥
※神将の名称・ルビは様々な表記がある。ここでは国宝《十二神将像》を所蔵する奈良・新薬師寺の表記に倣った。また、十二支の割り当ては代表的な例。経典によって割り当てが異なる場合もある。
武装した十二神将の姿は仏画や仏像として表されるようになり、海外では中国・敦煌莫高窟220窟(7世紀)の北壁《薬師浄土変相図》や大英博物館が所蔵する敦煌絵画《薬師浄土図》(9世紀)が名高い。日本では奈良・新薬師寺所蔵の《十二神将像》(12軀のうち11軀が国宝指定。波夷羅大将像は昭和時代の補作)をはじめ、彫刻の作例が数多く伝えられている。