四国アイランドリーグplusの全選手を集めて計測会を開催、データをNPB球団にも公開
2024年6月18日、愛媛県の東予運動公園内の屋内運動場に四国アイランドリーグplus4球団の全選手140名が集結して測定会を実施した。
「四国アイランドリーグplusはここまでの歴史的な経緯を踏まえた強みを活かし『野球を通して、野球界を含めた社会全体に優秀な人材を供給できるリーグ』として事業開発とブランディングを行っていくことを発表しています。
四国アイランドリーグplus測定会の様子(金沢慧氏提供)
今回はそのきっかけとなる取り組みとして、四国各球団および選手、さらにはNPB各球団の編成やデータ分析を担う方にお声がけし、測定会の場を作りました」
当日は現地にNPB7球団の関係者が訪れた。各球団向けに測定会の計測内容をまとめたレポートも作成した。
四国アイランドリーグplus測定会の様子(金沢慧氏提供)
もともとNPBは、独立リーグの選手については、リーグ戦の成績ではなく、選手の潜在的な能力、特に、投げる、走る、守るなど「一芸」に秀でた選手をドラフト指名することが多かった。
四国アイランドリーグplus測定会の様子(金沢慧氏提供)
この「測定会」は、NPB球団にとっては、独立リーグ選手のポテンシャルをダイレクトに知る格好の機会になった。今年から「アジアクオーター枠」を導入した韓国プロ野球(KBO)や台湾プロ野球(CPBL)の関係者も注目している。
近年、NPBのドラフトでは、社会人よりも独立リーグの方が指名選手数で上回っているが、「測定会」は、今後、さらに注目を集めるだろう。
四国アイランドリーグplus測定会の様子(金沢慧氏提供)
金沢氏は昨年12月に広島大学で行われた「第3回日本野球学会」では「野球科学の魅力と可能性を語る」と題するシンポジウムの座長を務め、元ロッテ投手で今は慶應義塾大大学院で学ぶ若手アナリストの島孝明氏、スポーツキャスターの山本萩子氏、早稲田大学理工学術院の草深あやね氏らとデータ野球の魅力について紹介した。
また2023年からは、11月から12月に行われる「ジャパンウィンターリーグ」にもアナリストとして参加、世界中から集まった選手たちに、データ活用の重要性についてレクチャーしている。
さらに同じ12月には中東のドバイに飛んで今年から始まった「Baseball United」を視察した。
筆者はいろいろなところで金沢氏と遭遇する。金沢氏は単にアナリストとして情報発信するだけでなく「スポーツとデータ」の融合が、この先どんな豊かな文化、価値を創出するのかを、大きな視点で見つめているのだろう。今後の活躍に期待したい。





