故パフラヴィー国王の長男を支持するシュプレヒコール
英下院図書館のまとめによると、今回の抗議活動は2022年にクルド系イラン人女性マフサ・アミニさん(当時22歳)がヒジャブの着け方を理由に道徳警察に拘束され、3日後に死亡したことをきっかけに起きた「女性、生命、自由」運動を上回る激しさとなった。
5月の地方選、人権侵害、基本的な水供給やエネルギーインフラの整備、汚職、西側の制裁下におけるイラン経済の低迷で国民の怒りはピークに達している。86歳のハメネイ師の後継者問題も浮上するが、政権崩壊後のシナリオは全く読めない。
一部のデモ参加者は追放された故モハンマド・レザー・パフラヴィー国王の長男で米国に亡命したクロシュ・レザー・パフラヴィー氏を支持するシュプレヒコールを上げる。パフラヴィー氏支持者の多くは王政復古を求め、本人は政体を決める国民投票の実施を唱えている。
昨年6月のイスラエル、米国によるイラン核施設への攻撃を受け、イラン当局は外国のスパイ活動を理由に反対派や宗教的・民族的少数派を標的に同月だけで2万1000人を逮捕。昨年、少なくとも1500人が処刑され、例年を上回ったとされる。