予選会を欠場したエース馬場賢人が復調

馬場賢人

 箱根駅伝予選会と全日本大学駅伝は苦戦した立大だが、正月決戦には絶対エースが復帰する。前回の箱根駅伝2区で1時間6分32秒の区間7位。チームを16位から9位に押し上げた馬場賢人(4年)だ。

 7月のワールドユニバーシティゲームズのハーフマラソンで4位に入ったが、その後に故障。練習を再開するも、箱根予選会の1週間前に仙骨を疲労骨折した。

「チームに貢献できなかったのは凄くショックでしたけど、自分がいなくても通過できると信じていました。仲間があきらめずに走り切ってくれたことに感動しましたし、本戦には絶対に間に合わせるという気持ちになりました」

 最後の箱根駅伝はエースとして“聖域”に向かっていく。

「やはり2区に挑戦したいですね。エースの自覚を持って前回以上の順位で走りたいと思っています。チームとしては前回届かなかったシード権が目標です。5区、6区の候補もいますし、平地は3年生が頑張ってくれそうなので、チームとしても手応えがあります」

 エース馬場が花の2区で前回以上の激走を披露したとき、立大の64年ぶりのシード権が見えてくる。