箱根駅伝予選会からナイキのユニフォームを着用 

 立大は10月の箱根駅伝予選会からナイキのユニフォームを着用。今季途中からナイキのサポートを受けている。

「ナイキはパイオニアですし、その知見がシューズに落とし込まれているので、選手には『様々なシューズを試しなさい』と言っています。自分に合うシューズを理解して、練習内容によって履き分けをすることで、良いパフォーマンス、良いトレーニングにつながります。シューズの選択肢が多いので選手たちは迷う部分もあるかもしれませんが、それは良い悩みですし、一歩踏み込んだトレーニングができるようになったのはメリットです」(高林監督)

 11月22日のMARCH対抗戦10000mでは國安広人(4年)が28分10秒04の立大記録をマーク。それに下級生も力をつけている。

「箱根駅伝を走った先輩(5人)が抜けた穴は大きいので、4年生には少し煽ったりしてきた部分はありました。2・3年生は私が去年就任したときから考えると、見える世界が変わってきたと思います。原田颯大(3年)、木島陸(3年)、山下翔吾(2年)は練習ではかなりいいと感じますね。練習の成果がレースにつがると自信になってくる。特に原田は予選会でチームトップ(個人20位)となり、一皮剥けました」

 エース馬場が復調しつつあるなかで、来年正月の箱根駅伝をどのように戦うつもりなのか。

「予選会をギリギリ通過したことで、シード権という目標の解像度が上がり、凄く厳しい目標だと受け止めています。『絶対にシード権を取る』という意識をチームとしてどれだけ持てるのか。前回は往路(8位)でうまく流れを作れたので、今回も往路を重要視して、少しでも長く食らいついていけるような準備をしています。山は前回(5区は1時間11分29秒の区間5位、6区は59分19秒の区間12位)と同等かそれ以上を目指しています。ただ予選会のように想像を超えてくることも頭に入れながらやらなければなりません。前回より(タイムは)良くても、結果としては前回と同等くらい(の区間順位)になると考えています」(高林監督)