学会で初対面、その後は頻繁にメール交換
これがきっかけで、サマーズ氏は金刻羽氏が送ってくる論文ドラフトや学術メールをめぐって頻繁にやりとりを始めた。
その意味では、彼女は「門下生」だった。サマーズ氏はこれをエプスタイン元被告に転送してフィードバックを求めた。
おそらく学術的なアドバイスを望んだわけではない。
一方は天下のエコノミスト。エプスタイン元被告は、大学中退(MIT=マサチューセッツ工科大学に入学したが退学、その後ニューヨーク市立大学に在籍したが、学位は取得せず)。
投資業で成功したエプスタイン元被告は億万長者の仲間入りをするかたわら、こと女性については知己、経験にも長けていた。
その意味では、国際的に著名なサマーズ氏には格好のアドバイザーだったのだろう。
彼女との学術交流を保ちつつ、個人的、感情的な関心とのバランスをどう取ったらいいかをエプスタイン元被告に相談していたのだろう。