ブラジル史上最も犠牲を出したリオの掃討作戦
渡航前にワクチンは334.8ポンドかけ計4回(黄熱病、A型肝炎、腸チフス、ジフテリア、破傷風、ポリオ)打ったものの民間薬局薬剤師の判断ミス(英国では薬剤師が予防接種する)で黄熱病ワクチンを打ったのはベレン入りする2日前。蚊除けスプレーに守ってもらうしかない。
11月6日、COP30首脳級会議の開幕演説でルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ大統領は「勇気と決意で世界を変えるかどうかを決める時だ。地球は化石燃料の集中使用に耐えられない。COP30は『真実のCOP』」と訴えたが、国内治安を優先した方が賢明だろう。
ルラ大統領は連邦・州・市の統合運用、空港・会場・宿泊動線の警備、河川・空路の監視などCOP30の要人警護と安全確保のため衝突を避け、情報重視の厳戒態勢を敷いた。州知事の要請で11月2日〜23日、軍の治安維持出動を承認、ベレンや重要インフラの警戒に当たらせる。
10月28日、リオデジャネイロのスラム街で州警察や特殊部隊など約2500人を動員して犯罪組織の掃討作戦が行われた。少なくとも121人が死亡したと発表された。ブラジル史上最も犠牲を出した掃討作戦とされる。