日本中をゾッとさせた教師による女児盗撮事件

 そしてもう一つ、日本中を震撼させているのが女児盗撮事件だ。

 事件発覚のきっかけは、今年1月に名古屋市熱田区内の某駅で当時15歳の少女のリュックに体液を付着させたとして名古屋市立小学校の教諭だった水藤翔太被告(34)が器物損壊容疑で逮捕されたことだった。

 そこから水藤被告のスマホやパソコンに捜査の手が伸び、驚愕の“女児盗撮ネットワーク”が明らかになった。水藤被告が逮捕されなければこのおぞましい犯罪の実態はまだ社会に埋もれていた可能性が高い。

 発端となった水藤被告は、器物損壊容疑で逮捕された後に名古屋地検により起訴されたが、児童3人への不同意わいせつや同未遂などの罪でも追起訴されていた。

 水藤被告のこちらの容疑も身の毛がよだつ犯罪だった。

「水藤被告は自分のクラスの児童たちが食べる給食の食器に体液を混入させたり、児童のリコーダー(縦笛)の楽器の咥える部分に体液を付着させたりしたと起訴状に書かれています。読んでいて吐き気をもよおす内容です。ある程度の年齢になった児童の中には、世の中にはそんなことをする人間がいることも知っているかもしれませんが、まさか自分たちの先生が給食や楽器にそんな汚らわしいことをしているとは想像もしていないでしょう。これでは安心して給食も食べられません。

 しかも水藤被告は10年以上の勤務歴がある。そのような人物がこのような犯行をしたというのは記者の立場からしてもショックです。教員に対する信頼は地に落ちたと言っても過言ではありません」(大手紙社会部若手女性記者)

 そしてこの水藤被告に対する捜査の中で浮上してきたのが、水上被告も参加していたあるSNSのグループチャットの存在だ。そこには70点もの盗撮動画や画像が共有されていたといい、参加していた約10人のメンバー全員が現役の小・中学校の教師であるとみられている。