(写真:graphica/イメージマート )

なぜこうも教師による性暴力が立て続けに起きるの

 これは暑さのせいなのか、それとも本人がもともと持っていた歪んだ性癖のせいなのか――。

 7月1日、埼玉県所沢市の小学校の教室で、児童を盗撮していたスマートフォンが見つかった。警察はこの小学校に勤務する男性教員・斉藤維人容疑者(48)を建造物侵入の疑いで逮捕した。スマートフォンが設置されている時間帯にその教室では、水泳の授業のため女子児童が着替えをしていたのだという。

 また6月27日には広島市の小学校で女子児童を監禁し、わいせつな行為をしようとしたとして38歳の男性教諭が逮捕された。わいせつ誘拐や監禁などの疑いで逮捕されたのは、広島市安佐南区に住む、広島市立小学校の教諭・中島健夫容疑者(38)。

 警察などによると、中島容疑者は6月27日の午前8時55分ごろから午前9時5分ごろまでの間、10歳未満の女子児童にわいせつ目的で「待っといて」と言い、無人の教室の教師のイスに座らせ、手を目で覆うなどして監禁したという。そして、自身の下半身を露出し、わいせつな行為をしようとしたが、女児が目を開けたため未遂に終わった疑いが持たれている。

 調べに対し、中島容疑者は「おおまかにはあっています」と容疑を認めているという。

 中国新聞の取材によれば、中島容疑者は自分が受け持つクラスの女子に水泳の着替えの練習を少なくとも3~4回させていたという。通常は必要のない練習で、盗撮目的だった疑いが浮上している。ちなみに男子が着替えの練習をさせられたのは1回程度だったという。