
(スポーツライター:酒井 政人)
早大ルーキー佐々木がU20日本歴代2位
4月12日の金栗記念選抜陸上中長距離大会2025で本格的なトラックシーズンが開幕。新家裕太郎(愛三工業)が8分26秒95で制した男子グランプリ3000m障害で学生ルーキーの走りが光った。
佐久長聖出身の佐々木哲(早大)が8分37秒23(高校歴代2位)の自己ベストを大きく更新するU20日本歴代2位&日本学生歴代8位となる8分29秒05をマーク。世界大会に4年連続出場中の青木涼真(Honda)らに先着して、学生トップの2位に食い込んだ。
佐々木は5000mでも13分40秒02のタイムを持ち、昨年の全国高校駅伝3区で区間賞を獲得している選手。早大勢は全国高校駅伝1区で日本人最高の28分43秒をマークした鈴木琉胤(八千代松陰高出身)が3月29日のモーリー・プラント競技会5000mでU20日本歴代3位の13分25秒59を叩き出している。正月の箱根駅伝で4位に浮上した名門が黄金ルーキーズの加入でますます楽しみになってきた。
学生ルーキーでいえば、800mで1分44秒80の日本記録を持つ滋賀学園出身の落合晃(駒大)が男子グランプリ1500mに登場。自己ベストとなる3分44秒18の全体18位で大学初レースを飾った。
落合は駒大・大八木弘明総監督が指導するGgoatメンバーとして3月中旬から米国・アルバカーキ合宿に参加している。今後は800mで日本学生個人選手権(4月25~27日)と静岡国際(5月3日)にエントリーしているが、メイン種目でどんな走りを見せるのか。