サウジカップで15億円獲得した日本馬パンサラッサ
日本では2月23日に「フェブラリーステークス」が開催され、古馬のダート王決定戦が行われるというこの時期、サウジアラビアでは現地時間2月22日土曜日(日本時間では23日)に国際Gランクの競馬が何レースも開催されます。
近年、サウジで行なわれるレースをめざして海外遠征する日本馬が急増し、競馬関係者ならずともサウジでのレースに注目する国内競馬ファンが増えています。今年は日本馬が6レース(G1=1レース、G2=4レース、G3=1レース)に出走予定です。
メインは最終レースの「サウジカップ(ダート)」で、1着賞金がなんと約15億円というビッグマネー(1ドル=150円として)。「フェブラリーステークス」の1着賞金が1億2000万円なので、どうしてもその金額の差に目が行ってしまいますね。
5着でも1億5000万円、10着でも3000万円なので経費や税金を考慮しても、馬主さんや調教師のみなさんたちの視線の先が「フェブラリーステークス」が行われる中京競馬場よりも、サウジアラビアの首都リヤドにあるキングアブドゥルアジーズ競馬場のほうに向かうのも無理はなさそうです。
このレースには2023年のレースで日本馬パンサラッサが優勝、約15億円の賞金が上乗せされ、日本歴代獲得賞金ランキングで一挙に5位へと駆け上がりました(※)。
(※)2025年1月現在、歴代1位の獲得賞金王はウシュバテソーロ。2024年のサウジカップ2着賞金5億円、ドバイワールドカップ2着賞金3億4000万円の加算でトップに。両レースは2着でも賞金はビッグマネーです。