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会見後の「アフターケア」で補足説明や記者との関係づくりを
そしてもう一つ重要なのが「9:ぶら下がり(アフターケア)」である。ここでは登壇者が退場した後、司会者と弁護士などが会場に残り、丁寧にその日の会見の発表内容の過不足分を説明したり、追加の質問などを預かったりする。
中にはそこで名刺を交換したり、「明日また連絡を入れます」なんてやり取りも始まったりする。記者は敵ではない。会見は勝者・敗者を決める場ではない。
最後に次回の会見はテレビ局のカメラを駆使して、質問者全員の質問の様子をドアップで中継してほしい。ネット時代の記者までも顔出し不可、匿名希望者が出てきそうな中、堂々とテレビ出演してもらおう。
このコラムを書く頃に、「週刊文春」のお詫びと訂正を知った。さてさて、「週刊文春」の会見が見られるのかな? 行き先がない悲しみや辛さ、怒りは「悪人を裁く、闇の正義の味方」を謳ってきた「週刊文春」に伝わってきた。その真の姿を見せて欲しい。