ロータリーエンジンやトヨタとの協業でさらに進化
今回のオートサロンでは、マツダの毛籠勝弘社長が「(規制が厳しい)アメリカの排気ガス規制クリアに向けて、ロータリーエンジンの研究開発が着実に進んでいる」と発言もしている。ロータリーエンジンを発電機として使う、レンジエクステンダーを想定しての話だ。
一方、スバルの場合、純粋なエンジンでのハイパフォーマンス化、またストロングハイブリッドでのエンジン側とモーター側の双方でのパワーアップ、そしてトヨタ協業とスバル独自の2本立ての各種EVの活用など、様々な選択肢が考えられる。
いずれにしても、スバルが言う「動的質感」をさらに高めたSTIブランドモデルが今後、継続的に登場することを大いに期待したい。
桃田 健史(ももた・けんじ)
日米を拠点に世界各国で自動車産業の動向を取材するジャーナリスト。インディ500、NASCARなどのレースにレーサーとしても参戦。ビジネス誌や自動車雑誌での執筆のほか、テレビでレース中継番組の解説なども務める。著書に『エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?』『グーグル、アップルが自動車産業を乗っとる日』など。
◎Wikipedia