オオハンゴンソウ、日光でコロナ禍に大増殖

 オオキンケイギクと同様に、公園などの身近な場所に存在するのが「オオハンゴンソウ」という植物。こちらも北アメリカ原産の多年草だ。

 この植物も黄色い花をつけ、夏になると2メートルもの高さになる。一見すると花が咲く普通の雑草のようで、特定外来生物だとは気づきにくい。

各地で除去作戦が繰り広げられているオオハンゴウソウ(写真:inese.online/Shutterstock.com)

 栃木県など3県にまたがる日光国立公園では毎年ボランティアを募り、1976年からオオハンゴンソウ除去のため活動を行ってきた。しかしコロナ禍で2020年と2021年は活動できなかったため、再びオオハンゴンソウが増殖してしまった。

 2024年に日光市などによって行われた除去活動には260人のボランティアが参加し、オオハンゴンソウをはじめとした2660kgの外来植物を除去している。