キレイな見た目に要注意!オオキンケイギク

 日常の中でも、意外と気づかないところに特定外来生物はいる。たとえば5月から7月にかけて河原や土手などに咲く「オオキンケイギク」は、コスモスに似た見た目をしているが特定外来生物だ。

一見するとコスモスっぽいオオキンケイギク。身近に見かけるが栽培してはいけない(写真:tamu1500/Shutterstock.com)

 オオキンケイギクは北アメリカ原産の多年草で鑑賞用として持ち込まれ、現在は野生化したものが全国各地に分布しているという。こちらも繁殖力が非常に高く、在来の植物の生育を脅かす。

 直径5センチほどの黄色い花で一見綺麗な見た目をしているが、特定外来生物に指定されているため栽培や運搬は禁止されている。うかつに持ち帰ってしまうと法律違反となるので注意が必要だ。