ランクル4台を徹底比較、それでも70にもっと乗りたい!
ボディ寸法は、全長4890mm×全幅1870mm×全高1920mm。ホイールベースは2730mm。
車体は、いわゆる井形形状のラダーフレームを採用。
サスペンションはフロントがコイルスプリングで、リアはリーフスプリングを採用。
エンジンは、排気量2.8リットルの直列4気筒ディーゼルターボ「1GD-FTV」で最高出力150kW、最大トルクは500Nm。トランスミッションは6速オートマチックで、燃費は国際規格WLTCモードで10.1kmである。
さて、今回の長距離試乗の実施は、猛暑が続いていた今夏にトヨタ本社に打診していた。愛知県豊田市内にあるオフロードコースで、自動車関連媒体の依頼により、ランクル「300」「250」「70」と「ランドクルーザープラド」の4台を乗り比べたときだ。低速ダートコースや、岩場の急斜面などでの走り味を徹底的に検証した。
超低速走行のための四輪駆動(L4)や、前後デファレンシャル機構をロックするデフロックを作動させるなどして、一般的な走行条件では体験することが少ない状態で、70を含めて各種ランクルの実力を味わった。
試乗後には、「250」と「70」それぞれの開発担当主査とじっくり意見交換もできて、「ランクルとはなにか?」「トヨタのランクルに対する想い」をトヨタ側と共有できたのは、大きな収穫だった。
その上で、「もっとじっくり70に乗ってみよう」と考えたのだ。