食事会で信頼関係を築ける英語力は首相就任の必須条件

 多国間でも二国間でも首脳会談には、食事会が伴う。

 食事会は、ワーキングランチやディナーでない限り、事前に話題のアジェンダが細かく決まっているわけでない。首脳会談自体とは違うため、人間力が試される首脳同士のガチンコ勝負の場である。

 近年の首脳は英語圏出身でなくても英語達者な人が増えている。一部通訳を介することがあっても、極力英語で直接に会話をして、関係を構築していくことが求められる。

 石破氏の場合、簡単な英語は問題ないようだが、1時間以上は続く食事会での会話はいかがであろう。このような場で信頼関係を築けないと首相としては落第だ。

 今後日本の首相を選抜する際に、食事会での英語力を必須条件にすべきだ。