1万1000人を派兵した北朝鮮軍、戦死した兵士の中にはロシア軍に顔を焼かれる者も
ウクライナ戦争でロシアに砲弾と弾道ミサイルを提供してきた北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記はプーチンと包括的戦略的パートナーシップ協定を結び、協定は12月4日正式に発効した。北朝鮮軍はクルスク州でロシア軍とともにウクライナ軍と戦うため約1万1000人を派兵した。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は12月16日、メッセージングアプリのテレグラムに「ロシアはウクライナの陣地に対する攻撃に北朝鮮兵士を参加させるだけでなく、これらの兵士の損失を隠蔽しようとしている」と投稿した。
「北朝鮮兵士の存在を秘密にしておこうとする試みがあった。彼らが訓練を受けている間、顔を見せることも禁じられた。ロシア軍は北朝鮮兵士の存在を示すいかなる証拠ビデオも削除しようとした。ロシア軍はウクライナ軍との戦闘で死んだ北朝鮮兵士の顔を燃やそうとしている」
「今ロシアに蔓延している人間的なものすべてに対する侮蔑を示すものだ。朝鮮人がプーチンのために戦い、死ぬ理由はない。そして彼らの死後もロシアは彼らを嘲笑うだけだ。この狂気は止められなければならない」とゼレンスキー氏はプーチンの非道を非難した。