メラニア夫人が選挙直前に蜂の一刺し、トランプ陣営に衝撃走る
10月8日発売の新著で、夫の反移民、反人工中絶に絶対反対
2024.10.6(日)
高濱 賛
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メラニアは選挙応援どころか8日に自叙伝発刊
劣勢のトランプ氏だが、ギャラップ世論調査の「好感度」(Favorability)では、46%とハリス氏(44%)に優っている。
「その理由は、ハリス氏の反エリート的異端児に対する白人一般大衆の期待感に加え、一部白人層にはハリス氏への人種偏見がある」(主要シンクタンクの上級研究員)
(トランプ氏は、2016年の大統領選時には「好感度」34%で、ヒラリー・クリントン氏の43%に大きくリードされ、また2020年の時も45%で、ジョー・バイデン氏の49%に負けていた)
反エリート的異端児と言えば、1980年代(昭和50年代)、人心掌握に長け、党内きってのエリート官僚出身の福田赳夫氏を総裁選で破って総理大臣の座を制した田中角栄氏を彷彿させる。
のちに田中氏の凄まじい金権政治が露呈し、ロッキード疑惑で司直の手が及んだ。その時、マスコミが飛びついた「ハチの一刺し」という言葉があった。
田中氏の第一秘書だった榎本敏夫氏の元妻、榎本美恵子さんがロッキード裁判丸紅ルート公判で田中氏が5億円受領したことを夫から聞いたことを爆弾証言し、田中氏の有罪を決定づけた。
それをマスコミは「ハチの一刺し」と騒ぎ立てたのだ。
(ja.wikipedia.org/wiki/)
トランプ氏にとっての「ハチの一刺し」にもなりかねない本の内容が10月5日、飛び出した(8日発売だが、内容の一部が5日にリークされた)。
2回結婚し、2回離婚したトランプ氏が2005年に再婚したスロバニア生まれの「3人目の妻」、メラニアさん(54)が自叙伝を発刊したのだ。
(事前にトランプ氏に内容を見せ、了解を得たとは思えない)
出版社はトランプ氏とは関係のない独立系の「スカイホース」社。これまでにロバート・ケネディ・ジュニア氏の本を2冊出している。
(amazon.com/Melania-Trump/dp)
CNNは、この出版社を通じてメラニアさんに単独インタビューを申し込んだが、本の内容を事前に漏らさぬ「秘密保持契約」の締結を前提にライセンス料として25万ドルを提示され、断ったという。
(cnn.com/melania-trump-book-cnn-interview)