ヘロイン、コカインの常習者という過去

 ケネディ家と親しい関係者の一人は、こう指摘している。

「ロバート・ジュニアは昔からケネディ一族の中では除け者扱いされてきた。特に父親の死後は、15歳から14年間、ヘロイン常習者となってしまった」

「ブタ箱入りは『ケネディのカーテン』に守られて、何とか回避した」

「その後、ハーバード大学を経て、バージニア法科大学院で法務博士号を取得、ニューヨーク州検事局に入局したまではよかった」

「ところが地方検事補の時に再びヘロイン保持、コカイン保持で逮捕され、刑務所拘置に代わるリハビリ施設拘束とコミュニティ貢献を義務付けられた」

「こうしたことから、父親の跡を継いで政界入りすることはできず、反社会的な社会病質者(Sociopath)になってしまった」

「今回の大統領選出馬は、まさに何不自由なく育った名門一家の道楽息子がしたい放題の末エスタブリッシュメントにチャレンジしたということかもしれない

「不動産王のトランプ氏とは、どこか似通った幼年期を送っていたことで、共通項があるのかもしれないが、ケネディ一族の面々からすれば、ケネディ王朝にとっての面汚しでしかない」