カマラ・ハリス氏が受諾演説、米メディアは内容よりファッションに注目
「もしハリ」を想定して「女性大統領は何を着るべきか」を論議
2024.8.25(日)
高濱 賛
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苦しみ、冷笑、亀裂を乗り越えるチャンス
米民主党大統領候補・カマラ・ハリス副大統領による大統領候補受諾演説が行われた。
演説は、政治姿勢、内政外交を網羅し、さらにドナルド・トランプ共和党大統領候補に対する強烈な批判にかなりの時間を割いた。
演説の要旨は以下の通りだ。
「今回の選挙で、私たちの国は過去の苦しみ、冷笑的な態度、亀裂を深める争いを乗り越える貴重で一時的な機会を得た」
「分断を招いた過去の争いを乗り越え、特定の政党や派閥の一員としてではなく、米国人として新たな道を切り開くチャンスだ」
「トランプ氏が政権に返り咲けば、影響は著しく深刻だ。トランプ氏は人工妊娠中絶の権利や社会保障を弱体化させる。私たちは後戻りしない」
「大統領に当選すれば中間層向けの減税法案の成立を目指す。1億人以上の国民に恩恵をもたらす中間層向けの減税法案を可決する」
「中産階級の強化が大統領としての私の決定的な目標だ。すべての国民のための大統領になる」
「パレスチナ自治区ガザでの停戦を実現すべきだ。ロシアに侵攻されたウクライナや、北大西洋条約機構(NATO)や同盟国を支持する」
「パレスチナ自治区ガザでの紛争は、今こそ停戦と人質解放の合意が必要だ。私は常にイスラエルの自衛権を擁護する。だがガザで起きたことは破滅的で心が痛む」
「イスラエルが安全になり、人質が解放され、ガザの苦しみが終わり、パレスチナの人々が尊厳、安全、自由、自己決定の権利を実現できるよう、バイデン大統領と共にこの戦争を終わらせるために取り組んでいる」
「私は、ウラジーミル・プーチン(ロシア大統領)や金正恩(朝鮮労働党総書記)のような独裁者に(トランプ氏のように)擦り寄るつもりはない」
(nytimes.com/kamala-harris-dnc-speech)