カマラ・ハリス氏が受諾演説、米メディアは内容よりファッションに注目
「もしハリ」を想定して「女性大統領は何を着るべきか」を論議
2024.8.25(日)
高濱 賛
フォロー
フォロー中
ニューヨーク・タイムズは、この日のハリス氏のファッションを点検してこう書いている。
「ハリス氏は、副大統領として、これまで着ていた借り物のパンツスーツを脱ぎ捨て、明るいカラーの(クロエの)シミナ・カマリのパンツスーツを着ていた」
「それに真珠のネックレスをつけ、マノロ・ブラエクの靴を履いていた」
(nytimes.com/kamala-harris-presidential-style)
確かに、これまで女性大統領がいないのだから女性大統領のファッションの鋳型はない。
もっとも、これまで地方検事、州司法長官、上院議員、副大統領と、公職を歴任してきたハリス氏は、職業女性としてのユニフォームはあった。パンツスーツで通してきた。
それを大統領になっても貫き通すのか。あるいは大統領としての特別なファッションがあるのか。
女性大統領ともなれば、男性大統領とは異なり、何を着るのかにより時間もエネルギーもカネも費やさねばならない。
噂だが、ハリス氏は、ハリウッドの著名なスタイリスト、レスリー・フレマー氏*1のアドバイスを受けているともいう。
*1=フレマー氏は、シャーリーズ・セロンやジェニファー・コネリーといったハリウッドスターのファッション・アドバイザーになっている。
(uk.news.yahoo.com/kamala-harris-style-quite-dull)
受諾演説の際に着ていたダークブルー(ブルーは民主党のカラー)ファッションについてのメディア解説はまだないが、そこに秘められたメッセージは何だったのか。
男性大統領なら、ダークスーツにホワイトのワイシャツ、赤か青のネクタイ、黒かブラウンの靴。「秘められたメッセージ」の隠し場所はない。
「ハリス大統領」が編み出すファッションは、世界の女性政治家にもインパクトを与えそうだ。
連載の次の記事
一族の面汚し、ケネディはなぜトランプ支持に踏み切ったのか