【目的3】捕虜確保による交換

 越境攻撃開始から4日目以降、ウクライナ軍の進撃速度が低下した際、大量のロシア兵投降者が、ウクライナ軍の負担となっている可能性が指摘されました。拘束した上で食料などを与えなければならないためです。

 ウクライナ軍は、捕虜を確保するよりも、支配領域を広げることを重視するのではないかと思われましたが、現在、スジャから北方に進出したウクライナ軍は、その左翼と国境線およびセイム川で大量のロシア兵を包囲しました。

 セイム川にかかる橋の一部を残し、彼らが逃走しようとする際に効率的に攻撃する可能性も考えられましたが、全ての橋を攻撃し、ロシア軍が架けた仮設橋も攻撃し、完全包囲を図っています。近いうちに、大量の投降者を確保することになるでしょう。

 ウクライナ人捕虜や、ロシアに連れ去られた子供を含めた民間人との交換を意図しているものと思われます。