愛車は常時満タンに

 水や食料、衛生用品以外で不可欠な備えとしては、やはり燃料だろう。

 我が家は車を3台所有しているが、3月2日にはすべての車のガソリンタンクを満タンにしておいた。いざ大きな地震が来たら、たちまち給油できなくなることが目に見えているからだ。

 行きつけのガソリンスタンドに行ったとき、店主が「今日は満タンにするお客さんがひっきりなしで、皆さん相当地震を気にしているようですね」と話していた。ほかのガソリンスタンドでは、すでに品薄状態に陥っているところもあるらしい。

 また、そうした事態に備え、我が家では消防法で定められている上限の40リットルをガソリン専用の携行缶に入れ、常に自宅で保管している。

2019年9月の台風で被災した大網白里市のガソリンスタンド(筆者撮影)

 実は、千葉県は2019年9月に発生した台風15号で甚大な被害を出した。ゴルフ練習場の巨大なポールが倒れて民家の屋根を直撃したあの映像を覚えている人も多いだろう。最大瞬間風速なんと57.5m/s、これは観測史上1位の記録らしい。