幸い私は、能登半島地震が発生した直後、「さらに水を備蓄しておかなければ!」と思い立ち、1月中に2リットルの水を24本取り寄せていたので焦ることはなかったが、さすがに多くの店で「在庫ゼロ」となると、水を備えていなかった人たちはかなり焦ったようだ。
こうした状況を見ていると、予測される大きな地震に対して千葉県民がいかに真剣に備えているかが見えてくるが、一方で、群発地震が起こってから水の確保に動くようではすでに遅く、日ごろからの備えがいかに大切かということを痛感させられる。
災害時に「使える」圧力鍋
次に売り切れが目立ったのは「無洗米」だ。お米を研がなくてもすぐ炊ける無洗米は、災害時の強い味方だ。万一、ライフラインがストップしても、カセットコンロと鍋と水さえあれば、いつでもご飯を炊くことができる。
ちなみに私は圧力鍋愛好家で、普段からご飯も圧力鍋で炊いているが、これを使えば、沸騰して蒸気が出始めてからわずか3分とスピーディーにふっくらご飯が炊きあがる。カレーも3分、ゆで卵なら1~2分だ。もちろん、ガスの消費も最小限で済む。圧力鍋をまだ使いこなしていない人には絶対おすすめしたい調理器具だ。
そのほか、トイレットペーパーは通販を利用して大箱で、ティッシュペーパーやウエットティッシュも多めに買って万一に備えている。