鈴木康友・鈴木修タッグで反リニア踏襲?
――北風を吹かせることに終始してきた川勝氏が県政の舞台を去ります。リニアは今後どうなりますか。
小林氏:元副知事で総務官僚の大村慎一氏と、元浜松市長の鈴木康友氏の名前が挙がっています。両氏とも政治経験のある人物です。政治の果たすべき役割を心得ていれば、着地点を模索していくことになると思います。
ただ、鈴木康友氏が知事になった場合に心配なのは、川勝氏のスタンスをある程度踏襲する可能性があるということです。鈴木修さんが支援を表明しているからです。
(前編で「確執があると言われている」と指摘した)鈴木修さんがJR東海の故・葛西敬之氏に対し、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」という思いがあるのだとしたら、そこもそのまま受け継いでしまうかもしれません。
川勝知事が主張したように、リニア開通でも「静岡にメリットがない」というのは、現時点では事実です。次の知事には、静岡県にとっても地域振興につながる着地点を引き出せる政治を期待しています。





