「キャピトルのあだ討ち」に執念燃やすトランプ、下院議長動かす
またも悪習誕生で米政治の混乱必至、嘲笑うプーチン・金正恩
2023.9.17(日)
高濱 賛
フォロー
フォロー中
「政府機能のシャットダウンも辞さない」
「マッカーシー氏も背に腹は代えられず、だった。今年1月の下院議長指名の時にフリーダム・コーカスが突きつけた前提条件がここにきて威力を発揮したのだ」
「『バイデンを弾劾せよ』との要求を飲まざるを得なくなってきた」
「ところがこれをのんだ直後、フリーダム・コーカスは、バイデン氏との間で決まりかけていた歳出法案をめぐってさらなる削減を要求」
「通らないときは審議拒否、政府機能をシャットダウンすることも辞さないと言い出した」
憲法違反、選挙妨害、国家機密不法保持で2回にわたって下院で弾劾され、4つの裁判所で起訴されている自分の党の前大統領を追及すらできない党最高指導者が、バイデン氏を弾劾する。
保守系メディアは大まじめに報道しているが、民主党支持者も無党派層もあいた口が塞がらない、といった風情だった。
むろん、背後には「ドナルド・トランプの影」があった。ニューヨーク・タイムズはこう報じた。
「マッカーシー氏はトランプ氏の圧力に屈した。弾劾は無理だと分かっていながらバイデン弾劾訴追に渋々踏み切った」
(nytimes/2023/09/13/trump-gop-biden-impeachment)